右足のすねとくるぶしの外側に静脈瘤ができて痛みがあった60代、女性の患者さんです。 静脈瘤は何十年も前からあったそうなんですが、痛みもなかったので放っておいたそうです。 最近になって静脈瘤のところがチリチリと痛み出したので、紹介で来院されました。 ただ、住んでいる所が遠く、通うのが大変なので週1回の治療を1ヶ月間して変化が無ければ手術をするということでした。 治療内容は、運動療法とテーピングです。 あと、家でやってもらう体操の宿題を出して、歩き方の指導もしました。 1回目の治療後、静脈瘤の痛みはあまり出なくなり、たまに痛みがあっても軽い痛みに変わってきました。 治療は約束通り1ヶ月間で終了しました。 この1ヶ月間で、痛みもほとんど無くなくなり、大きくて硬かった静脈瘤も少し小さく柔らかくなってきて、足が軽くなったという事で手術はしないつもり、という事でした。 先日、この患者さんを紹介してくれた方が教えてくれたのですが、今はどこにも痛みもなく元気に過ごされているそうです。 この患者さんには治療も効果があったとは思いますが、私が出した宿題を真面目にやってくれたことと、正しい歩き方に変わったことが大きかったと思います。 歩き方が変われば身体も変わる、という事をあらためて確認させて頂いた治療でした。