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食べると言う事。


みなさんは何のために食べていますか?

美味しいから。 体力をつけるため。 ストレスが溜まったから。 疲れをとるため。 きっといろいろな理由があると思います。 マクロビオティック、玄米菜食、糖質制限など、いろんな食事の考え方がありますが、何のためにその方法の食事をするかと言うと、ほとんどの方が「元気になるため」だと思います。 今ある不調を治すためだったり、体力を付けるため、体質だと思っているものを改善するために生活を食事から変えて調えようとしていると思いますが、その時に意識しているポイントは陰陽や栄養素だと思います。

元気になるために食事で陰陽を調える。 元気になるために、必要な栄養素のバランスを調える。

これはとっても大事なポイントで、このお陰で元気になっている方も沢山いらっしゃると思います。 ただ、うまくいかない人もいるし、食生活をあまり変えられない人もいる、ちょっとは体調が良くなったけどもう一歩変わらない、と言う人もいらしゃいます。 来院される方の中にも自分なりに勉強してやってきたけどイマイチ変わらない、と言って相談される方も意外と多くいらっしゃいます。 本やセミナーなどで勉強して実践してきたけど、イマイチ良くならない。 もちろん、知識だけで決めつけてしまって、体の声を聴いていないと言う事もありますが、意外と知らない、教わらない、見落とされている事があります。 それは、「何のために食べるのか?」です。 西洋医学的に言えば「栄養を取り入れるため」、東洋医学的に言えば「気を取り入れるため」 食べると言う事になるのですが、もう1つ大事なポイントがあります。 それは、「緩むため」です。 食べる事で、僕たちのココロとカラダは緩むことが出来ます。 食べたらホッとしたり、フワッと力が抜けたりしますよね。 食べると消化器が動き出して、ココロとカラダがゆるんで、回復を始めます。 一日の仕事や家事が終わったら、なにかをご褒美に食べたくなりませんか? 緊張したり、イライラした後に何か食べたくなりませんか? もちろんエネルギーを補給すると言う意味もありますが、緩むためと言う意味もあるんです。 消化器が働くと緩む。僕たちのココロとカラダの「緩む力」は、実は消化器が管理しているんです。 このとっても大事な事を知らずに食事療法をやっている方が多いような気がします。 この事が書かれている食事療法の本も少ないんじゃないかと思います。 緩むために食べている。 なのに、強く我慢したり、制限したり、決め付けたり… なんだかもったいない気がするんです。 食事療法をまじめにがんばり過ぎても、ココロが緊張して体にも力が入ってしまいますからね。 せっかく良い食事をしても、上手に緩めなくなってしまいます。下手したら緊張が強くなって、もっともっと甘い物や小麦などの大好きな物を食べたくなってしまいます… 症状によってはがんばる必要がある人もいますが、出来ればまずは無理な制限をしないで、少しずつ体を緩めていくように、ゆっくりと出来るところから食生活を変えていって欲しいなと思います。 そうすると、徐々にココロとカラダが緩みはじめて、症状や体調に変化が出てきます。 そして、緩んで余裕が出来てくると、生活をさらにもう少し調えていく事ができるようになって、さらに緩んでいって元気になっていきます。 いいですね、少しずつ緩んでいけば良いんです。 無理にがんばって緊張してしまっても勿体無いですからね。 甘い物やアルコール、カフェインなど、皆さん大好きな食べ物や飲み物があると思います。 無性に自分の好きな物が食べたくなったら、それは緊張している自分を緩めたいと言うカラダからのサインですからね。 甘い物やカフェイン、アルコールを毎日好きで摂っている人は、ずっと緊張していることが普通になってしまっているのかもしれません。もう緩み方が分からなくなってしまっている人もいると思います。 マクロビオティックの極陰性の物は一時的に強く緩めてくれるのですが、緩める刺激が強過ぎてリバウンドを起こして、また緊張してしまうので、他の食べ物やお手当て、運動などで少しずつ優しく自分を緩めてあげてくださいね。 少しずつ緩んでココロとカラダが緩み方を思い出してくれば、極陰性の物の欲求も減ってきて、元気になっていきます。 気になる症状がある方。 まずは自分を緩めることを考えてください。 食事、暖める、運動など、ゆるめる方法は沢山あります。 その中から、無理なく出来て、ホッとするものを選んでくださいね。 食事を調える事は、緩む力を管理している消化器の働きを調えると言う事です。 お腹が元気になれば、緩んで回復しやすい体になりますからね。 ぜひ、無理にがんばらないで、美味しくて楽しい食事で、フワッと緩んで頂きたいと思います。

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