生理を楽にして、妊娠力を高めるために腎臓に優しい生活が大切なんですが、その生活方法を知るために、ちょっと東洋医学の基本理論の1つの「五行(ごぎょう)」と言う考え方を知っておいて頂きたいと思います。
もう知ってるよ。と言う方はココは飛ばして③腎臓の話に進んでください。
【木・火・土・金・水】
世の中にある物は全て、この5つの要素から成り立っていて、全てこの5つのグループに分ける事が出来る、と言うとっても便利な考え方です。
一年間の季節も内臓器も感覚器も感情も、みんな5つに分けることが出来て、木のエネルギーを強く持っているグループ、火のエネルギーを強く持っているグループ、と言った感じに同じエネルギーを持っていて、関連性を持っている物として考えることが出来ます。
例えば<木>のグループだったら季節は「春」で内臓器は「肝臓」、感覚器は「目」、感情は「怒り」とまとめる事が出来ます。
腎臓は<水>のグループで、季節は「冬」で、感覚器は「耳」、感情は「恐れ、驚き」です。
心と体を別々に分けて考えないで、繋がっていると考えるのが東洋医学の特徴だと思います。
この季節の内臓器は、その季節を元気に過ごすために中心になって働いてくれる内臓器、と言う風に考えるので、春を元気に過ごすために、肝臓が中心になって体全体の働きと、バランスを調えてくれているよ、と言うことです。
なので、春<肝臓> → 夏<心臓> → 秋<肺> → 冬<腎臓> と言った具合に、季節と共に中心になって働く内臓器も変わっていきます。
季節にあった生活をすると言う事は、季節の内臓器に合った生活をすると言う事です。
中心になって働いてくれる内臓器が季節毎に変わるので、その内臓器の特徴を知って、働きやすいように優しく生活をする事が大切なんです。
婦人科に大きく関係している腎臓の働きを調えるためには、冬の過ごし方がとても大切になってきます。
もう春が来てしまったのですが、春でも夏でも腎臓が嫌がる、負担になってしまうような生活を出来るだけしないようにする事が大切です。
そして、腎臓が回復するために、春の過ごし方がとっても大切なんです。
次は腎臓に優しくするために、腎臓の事をもうちょっと知って頂きたいので、腎臓について説明します。