僕は元々、すごく酷い生活をしていました。
自分と同じような生活をしている人は周りに沢山いたので、普通の生活と言えば普通の生活なんだと思いますが、今振り返ってみると酷い生活でした。
で、そこからどう変わっていったのか? いきなり今のような生活に変わった訳ではなくて、いろんなことに気付きながら、ゆっくりと変わっていきました。 自分に何が合っているのかを知りたくて、体に聞きながらいろいろと食べ比べ、飲み比べの実験もしました。
もちろん、途中でいろんな失敗もいっぱい経験しています。
いろんな経験をしてきたことで、生活を調えることは誰でも出来ることで、頑張らなきゃいけないことなんて1つも無くて、体の声に気が付くことが大切なんだ、と皆さんに自信を持ってお伝えするようになりました。
それと、どの食事方法が正しいのか?なんて事も大した問題じゃないと思うようになりました。 患者さんや生徒さんからもよく聞かれるんですが、1人1人持って生まれた体質も正確も違うので、合うものは違いますし、日によって体の状態は変わるので、ずっとコレで良い!なんて言う1つだけの正解って言うのもありません。 今の心と体の状態に合わせて、合うと思う方法を選んで、体の反応を見て、合っているのか確かめる、全部体が教えてくれるので、これを繰り返せば良いだけです。 これから書いていくことは、あくまでも僕の体が教えてくれた、僕の経験談です。 皆さんにもすべてが当てはまる訳ではないので、体の声の聞き方の参考にして頂ければと思います。
僕の20代の頃の酷い生活は、先日書いたブログを見てください。 人相の悪い写真も載ってる記事です。
ちなみに、今の食生活はこんな感じです。 ・玄米が好き ・パンはほとんど食べない。小麦もほとんど食べない。 ・基本の食事は玄米と味噌汁と野菜のおかず1品くらい。 ・肉や魚は週に1回くらい。卵はちょこちょこ。 ・肉や魚は仕事の前、間には取らない。 ・次の日が仕事の日はアルコールを取らない。 ・アルコールは飲んでも、1~2杯。 ・甘い物たまに。 ・甘い飲み物(スポーツドリンク、果物ジュース、清涼飲料水)は飲まない。 ・コーヒーは暑い日か、東京や南国に行った時くらい。
いろいろ試してやってきた結果、こんな生活になりました。 書き出してみると、我ながらよくココまで変わったなって思います。
患者さんと話をしていると、今までいろんな鍼灸院に行ったことはあるけども、こんなに食事の話をされたことは無かった、とよく言われます。 マクロビオティックは東洋医学をベースにした食事指導なんだから、東洋医学を勉強している鍼灸師はみんな食事の事を知ってるんじゃないの?って思われるみたいなんです。 そう思われて当然だと思うのですが、不思議なことに鍼灸の学校では食事の事はほとんど習わないんです。 なので、ほとんどの鍼灸師が残念な生活をしています。 悲しいほど、食事に興味を持っている鍼灸師は少ないです… 鍼灸の学生に教えたい!ってムズムズしてます…
そんな食事の事を何も気にせず不摂生をしていた僕が、食事を調えようと思った最初のきっかけは「座禅断食」です。 初めて、こんなに食べ物で体が変わるんだ、と感じたのがこの時です。 過去のブログを見てみたら、まだ7年前の2009年の話でした。 開業したのも2009年。頼まれた講座を開くために猛烈にマクロビオティックの勉強をはじめた年でもあります。 つまり、開業当初ほとんど食事指導はしていなかったと言う事ですし、その前にいろんな治療院に勤めていた時も食事の話はほとんどしていなかった、知らなかったと言うことです。 「治療家が治すんだ」って当時は思ってました。
今ではすっかり食事指導が柱となっている僕の治療スタイルが出来るきっかけとなった座禅断食。 いったい座禅断食で僕の体は何を教えてくれたのか、次回に続きます。