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鍼灸治療とは

●氣を調える

東洋医学には「気」と言う考え方があります。

生きていくため、体を動かすため、考えるための目に見えない「エネルギー」が私たちの体の中に満ちていて、流れている、と言う考え方です。

この「気」の量が足りなくなってしまったり、流れが悪くなってしまうと体がスムーズに動けなくなってしまいます。

例えば、氣が足りなければ体はエネルギー不足の状態なので、元気が出ない、重だるい感じがする、と言うだけでなく、やる気が出ない、不安を強く感じるなど、感情にも影響が出てきます。

また、肩の気の流れが悪くなれば「肩こり」になりますし、腰なら「腰痛」になります。消化器の気の流れが悪くなれば「食欲不振」や「腹痛」、「便秘、下痢」と言った症状になってしまいます。

このとっても大事な「気の量」と「気の流れ」を調えるために、「鍼と灸」を使って体に回復するための優しい刺激を入れて、回復に導いていきます。

●動きを調える

また、筋肉がスムーズに全身つながって動けることが大切です。

体がスムーズに痛み無く動くためには1つの筋肉が動くだけではなく、沢山の筋肉が協調して、バランスを取りながら一緒に動く必要があります。

しかし、長年の癖や緊張、怪我などでバランスが崩れて、うまく一緒に動けなくなってしまうことで、無理に動かすようになってしまって痛みやコリの原因となってしまっている事があります。

●合わせて調える

【氣】が体を動かすエネルギーで、ちゃんと流れていると体はスムーズに痛みなく動けますし、動きが調っていると氣はちゃんと流れることができます。

なので、片方だけを調えるのではなく、両方から調えると効率よく体が調っていきます。

当院では、いろいろな方法を使っていますが、体の動きを確認して、流れの悪くなっている経絡をツボを使って調整をして、その結果を動きで確認して、全身のバランスを調整していきます。

「未病を治す」

東洋医学は「未病を治す」ということをとても得意としている医学です。
「未病」という考え方は、まだ病気ではないけれども、健康でもない。はっきりとした症状は無いけど、体にはそのサインは現れてきている「病気になりつつある状態」のことで、気や血液の量や流れに少し問題がある
半健康な状態のことを言います。


「未病を治す」とは、出来るだけ早く体からの小さなサインに気付いて、気を整え、体の働きを元に戻して、大きな症状にならないように予防する、と言うことです。

私たちは、季節、食べ物、労働、社会環境、ストレスなどいろいろな物から影響を受けながら生活をしているので、気が付かないうちに、がんばり過ぎたり、緊張したり、疲れてしまっていることがあります。

体調を崩さないで元気に生活が出来るように、病気になる前に「未病を治す」と言う事を意識して頂ければと思います。

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当院の治療方法

鍼灸、特に鍼にはいろいろな治療方法があります。

当院では症状とその原因に合わせて、治療方法を選んでいます。

いろいろな治療方法を勉強してきましたが、最近はIMACと言う方法で体の状態を確認して、それに合わせて鍼や磁石を使って経絡を調えて、全身のバランスの調整をする、と言うやり方がメインになっています。

もちろん鍼をすることもありますし、氣を補給するためにお灸をすることもあります。

治療前に、どういう方法で治療をしていくのかは説明させて頂いていますので、鍼が苦手な方や鍼や灸など希望される治療方法がある方は、治療前にご希望をお知らせください。

​どんな方法があるのか、一部を下に書いておきましたので参考にして頂ければと思います。

井穴刺絡(せいけつしらく)

指先の爪の際にある井穴と呼ばれるツボに鍼をして、ちょっと血を出すことで気と血の巡りを調え、自律神経の働きを調整する方法です。

肩こりや腰痛などの筋肉の緊張や、胃痛、胸焼け、呼吸が浅いなどの内臓器の症状、アトピーや鼻炎などのアレルギー症状のある方に使っています。

吸い玉(カッピング)

真空にしたガラスのカップをツボに吸い付けることで、血が吸い寄せられることで血行を良くして、内臓器の働きに刺激を入れます。

内臓器の不調や、肩や腰などのコリ、体が重だるい時など、スッキリしたい時に使っています。

YNSA(山元式新頭鍼療法)

頭にあるツボに鍼をすることで、全身の働きを調整する方法です。

宮崎県の医師、山元先生が独自に開発した方法です。

ACU ZONE THERAPY(アキュゾーンセラピー)

アメリカで鍼灸師をされている中野先生が開発した鍼灸の治療方法です。

整動鍼(せいどうしん)

古武術整体(活法)の理論をベースにした鍼です。

​筋肉の連動性を調え、体が無理なく動けるように調えるような鍼で、動いた時の痛みを調えるのにとても有効な方法です。

びわの葉温灸

枇杷エキスを遠赤外線の熱と一緒に体の表面から染み込ませるように、暖めていく体の冷えが気になる方におすすめの方法です。

当院では、さらに体が暖まって、ゆるむように、お灸と併用しています。

ガンの患者様へのお手当にも使っています。

キネシオテーピング

筋肉の上にテープを貼ることで、筋肉の働きを助けて負担を減らし、痛みを和らげ、回復を早める方法です。

IMAC

体の動きを1つ1つ丁寧に確認して、動きの悪さや硬さを見つけて、それを調えていく方法です。

1つ1つの動きを解剖学的に見るだけでなく、東洋医学の経絡の考え方ともつなげて見ていくので、IMACを使うことで乱れている経絡も知ることができますし、治療後に調ったかどうかも動きで確認することができます。

今、当院の治療のベースになっている方法です。

*IMACの詳しいことはコチラをご覧ください*

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