「マクロビオティック」
自分の心と体に合わせた生活
当院では、皆さんが自分自身で元気になるために、そして、ずっと自分らしく元気に暮らせるように、自分の体に優しい自然な生活をお伝えしています。
そのために特に大切なのが食事です。
食事にもいろいろな方法、考え方があるのですが、当院では東洋医学をベースにしていて、分かりやすくてかんたんなマクロビオティックを使って、お一人お一人の状態や体質、性格に合った生活方法をお伝えしています。
●マクロビオティック●
マクロビオティックとは、東洋医学の「陰陽説」をベースにした、食事を中心にした体を調えるための生活方法の事です。
食事だけで元気になろうとする方法では無く、体が回復しやすいように生活習慣を整えたり、外から体を助けるためのお手当をしたり、生活全体で無理することなく体のバランスを取り戻していこうとする方法です。
そのための基本は、
住んでいる土地や季節など、自然に合った食事・生活
をすることです。
食事を調えると言うと「肉を食べたらダメ」「白砂糖は体に悪い」「コーヒーを飲んだらダメ」など、食べたらダメな物が沢山あって息苦しい生活になってしまうと思われる方も多いのですが、そんな事はありません。
体に負担がかかっていなければ食べても良いんです。
ただ、肉も白砂糖もコーヒーも体への刺激が強い食べ物なので、体に負担がかかっているサインが出ているのに毎日食べたり、量を沢山食べる事はお勧めしませんが、それぞれの食べ物がどう体に影響を与えるのか知って、体のバランスを元に戻すための食事やお手当もうまく取り入れながら美味しく食べれば良いだけなので、無理の無い生活をして頂きたいと思います。
●食べ物の陰陽●
マクロビオティックは「陰陽説」がベースになっていて、季節に合わせた生活方法を教えてくれています。
・寒い季節や体が冷えている時には体をキュッと締めて熱を体の中心に集めて暖める性質のある『陽性』の食べ物、調理法を選びます。
・暑い季節や体に熱がこもっている時は体を緩め、要らない熱を外に出すことで熱を冷ましてくれる『陰性』の食べ物、調理法を選びます。
お肉は体に沢山の熱が生まれる食べ物なので、過剰な熱を冷ましてくれる野菜やその土地の果物などの食べ物を合わせたり、白砂糖やコーヒー、小麦粉などは体を強く緩めて熱を冷ましてくれるのですが、冷え過ぎてしまうので、体の熱を集めて暖める塩、醤油、味噌でしっかりと味付けたり、コトコト煮込んだ料理を合わせたり、ちょっとバランスを意識して食事を選んで頂けると、体はちゃんと回復してくれるので、元気を感じて頂けると思います。
季節や体調に合わせて食べ物や生活習慣を調整して、体のバランスを優しい生活習慣がマクロビオティックです。
ココロとカラダが緩まるように、無理に我慢するような生活はしないでくださいね。
マクロビオティックのこと
風の音治療院ではマクロビオティックで皆さんに生活のポイントをお伝えしているのですが、最近インターネットや本などを見たり、患者さんから話を聞いたりすると、マクロビオティックと言っても色々な考え方や解釈の仕方があるみたいで、そのせいで混乱している人もいたりして、なんだか勿体無い事になっているようです。
なので、私なりに考えるマクロビオティックについて、ちょっと書いておきたいと思います。
(すみません、ちょっとと言いながら、書いてみたら全4編の大作になってしまいました…)
風の音治療院の考えるマクロビオティックのキーワードは、
「陰陽を意識した生活」
「がんばらない」
「決め付けない」
「受け入れて、開き直る」
「心と体のサインを意識する」
です。
続きは下のブログをご覧ください。