生活を調えるための基準になるのが東洋医学の「陰陽」です。 「太陽」と「影」 世の中すべての物はこの2つのような相反するエネルギーで出来ていると言うのが
陰陽説の基本です。
「陽」は明るく、暖かく、活動的。
「陰」は暗く、冷たく、おとなしい。
イメージが大事で、この2つのイメージで全ての物を判断していくのですが、必ず2つの物を
比較して、どちらかが陽で、どちらかが陰になる、と言うように見ていきます。 どちらかが良くて、もう一方は良くない、と言うものでもありませんし、コレは絶対に陽だ、と 言うように決めつけられるものでは無く、比較するものが変われば陰陽も変わります。 男性と女性を比べれば、基本的に男性の方が筋力もあって活動的なので、女性と比べると
「陽」になります。 その「陽」の男性を2人比較したら、より活動的な男性が「陽」で、大人しい華奢な男性は「陰」 になります。 声が大きくよく喋る女性と、声が小さく物静かな男性を「喋る」と言う事で比べると、よく喋る 女性が「陽」で、物静かな男性は「陰」になります。 陰陽は比較するもの、比較する基準で変わるので、決めつけないでくださいね。
この「決めつけない」と言うのがマクロビオティックのとっても大事なポイントです。
「肉は体に良くない。」 「砂糖は体に良くない。」 「玄米菜食が体に良い。」
こう考えている人もいるかと思いますが、良い事も悪い事も決めつけてはいけません。 決めつけてしまと、もうそれは「陰陽」の考え方から外れてしまうので、マクロビオティックでは なくなってしまいます。 肉や砂糖を沢山食べてマイナスの影響があれば、それをどうやって早く元に戻すか、が大事ですし、肉や砂糖が必要な時だってあります。 人によって、その時々によって変わりますし、美味しいって感じることにも、美味しくないって 感じることにも意味があります。
なので、当院のマクロビオティックは「玄米菜食」でもありません。 体の状態に合わせて、体に必要な物を食べる事が大事で、息苦しい生活になってしまっては
心と体に優しくないですからね。 マクロビオティックはとっても自由な生活方法なんです。