よもぎ蒸しって・・・ただ蒸気を浴びるのと何が違うの?他のハーブじゃダメなの?という疑問をお持ちの方、ちょっとマニアックなよもぎの世界へどうぞ…
よもぎはハーブの女王と言われるほど万能で、様々な効果・効能があるのですが、よもぎ蒸しとして使われる理由としては浄血作用が大きいと思います。
老廃物などでドロドロになった血液をサラサラにして巡りを良くしてくれます。
よもぎ蒸しはデリケートゾーンに直接よもぎの蒸気を当てますが、デリケートゾーンは経皮吸収率(肌を通して物質を体内に取り込む力)が高いと言われているので、それを利用して蒸気に溶け込んだよもぎの有効な成分を効率良く取り込み、お腹の中からキレイにしていくイメージです。
(裏を返せば、体に優しくないものがデリケートゾーンに触れているとそれもどんどんからだに吸収されていくのです…)
そして、よもぎの香りとして含まれる成分には脳神経の鎮静化や、血行促進、炎症を抑えたりする効果もあるので、よもぎ蒸しをするとリラックスできて体がポカポカ温まるんです。
~産後によもぎ蒸し?~
よもぎ蒸し発祥の地、韓国では、産後の女性がよもぎ蒸しをすると肥立ちが良いとされ、古くから女性を中心によもぎ蒸しが浸透していました。
出産では一気に多量の血液を失う他、産道が傷ついたり、産後は子宮や骨盤が元の大きさ・位置に戻ろうとするなど、からだには様々なダメージや変化があります。
そこで産後によもぎ蒸しをすると、よもぎの浄血・造血効果や殺菌・抗菌効果で出産時のダメージをケアでき、血行促進効果やリラックス効果でからだの緊張を緩めることで子宮や骨盤を元に戻しやすくできます。これが『産後の肥立ちが良くなる』ということなのです。
お母さんが元気じゃないと、赤ちゃんも元気になれないですよね。赤ちゃんの為にも、お母さんのケアを大事にしたいですね。
~生活によもぎを取り入れる~
よもぎは全国各地で手に入れることができるハーブです。それだけ、昔から色々な用途に活用されてきました。アイヌの人々は様々な病気の薬としてよもぎを用いていたそうです。
・お灸につかう艾(もぐさ)は、よもぎの葉の裏の細かい毛を集めたもの。
・よもぎ餅(草餅)は、よもぎの殺菌・抗菌作用によりお餅の保存性を高めたもの。もちろん味も美味しいですよね。
・よもぎ茶やよもぎ湯で冷え性や便秘対策に。
…などなど!
実はこんなにも万能なよもぎ。身近な自然の力を、気軽に、時にマニアックに、もっともっと活用していきましょう!
ちなみに当院ではよもぎ蒸しができますので、ぜひ一度お試し下さい♪お待ちしております。