最近質問されることの多い「更年期」のこと。
そもそも更年期ってなに?
なんで更年期障害になるの?
更年期になるのが不安、自分で出来る対策は何かあるの?
などなど、
更年期のことについて治療や講座の時にいろいろと質問されます。
そして、「更年期の症状ってしょうがないんでしょ。」って思っている人や、今の生理の状態や食事や生活習慣とは関係ないと思っている人が残念ながらとっても多いんです。
生理のことと同じように、意外と知らない人が多いし、そもそも知りたいと思っても情報が少ないみたいです。(特に東洋医学やマクロビオティックでじっくり説明している本は僕も探したのですが見当たらなかったです。)
更年期…生理が終わる頃
更年期障害…生理が終わる頃に出る症状
原因…生理が終わるという体の働きの大きな変化
対策…体が変わる時期だからしょうがない。ガマン。薬。
って思っている人多いんじゃないでしょうか。
まだ僕が鍼灸師になる前に、母親から急に言われたことがあります。 「お母さんは、今、更年期なの。だからそのせいで急に怒ったり落ち込んだりするけど気にしないでちょうだい。更年期のせいだからしょうがない事だから、あんたは気にしなくて良いのよ。」 なんだか良く分からなかったけど、「しょうがないんだ。女性にはそんな大変な時期があるもんなんだ。」って思ったのをよく覚えています。
ちなみにその時の僕は、生理についても「なんかたまに彼女に大変そうな時があるな…」って思うくらいで、なんにも知りませんでした…
定期的に辛そうな時があるのが生理で、最後に大きな波として更年期というのがあるらしい…
生理のことも更年期のことも良く分からないし、下手なことも言えないし、でも知らんぷりしてるって訳にもいかないし、とにかくなんだか良く分からないものっていうのが、たぶん、世の中のほとんどの男性が持つイメージだと思います。
それから、鍼灸師になって、生理のことや食事のことを勉強して、患者さんと話していて意外だったのが、実は女性も生理のことを良く分かっていないという事です。 てっきり自分の体に起きている事だから詳しいのかと思っていたら、そうでもなくて、ツライ生理痛は薬で抑えてるっていう人が多いし、更年期の症状を諦めている人もたくさんいるんです。
なんでだろ?って思って患者さんに聞いてみたら、そもそも他の人と比べようがないし、知りたくても知る機会が無くて、しょうがないって思ってしまうらしいんです。 中学校の保健体育の時間では、そんなに詳しい話は無いみたいですね。 特に更年期の症状は、しょうがないって思っている人が多いし、対策は薬を飲むか、じっと我慢って思ってる人がほとんどで、鍼灸や食事で改善出来るって思っている人はほとんどいないみたいというちょっと寂しい状況です…
生理の症状も更年期の症状も、生活と大きな関係があります。 今でている症状を、ちょっと意識してみてみると「今の体の中はどうなっているのか?」が分かります。 なにか症状があるという事は、体のバランスが崩れている、という事なんです。 そして、今の自分の体に合わせた生活をしてあげると、体のバランスが戻ってきて、症状は楽になってくれたり、無くってくれたりします。
生理や更年期の症状も自分で楽になれるんです。
知らないままでいるのはとってももったいないことだと思うし、体のことで悩んでいる人を少しでも減らすためには先ず「知ること」が大事だと思うので、生理と更年期のことをちょっとまとめておこうと思います。
「生理の見方」に続きます。
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