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更年期の話③~更年期の基本

執筆者の写真: kazenone2009kazenone2009

生理の基本の説明は終わったので、今度は更年期の話になります。

更年期とは、閉経の前後10年くらいの体の変わり目の時期のことを言います。 排卵や生理などの命を生み育てるための働きを終える、女性の体にとってとても大きな変化の時期です。 そして、その時に続く体のいろいろな不調をまとめて更年期障害と呼んでいて、ホットフラッシュと呼ばれるのぼせや発汗、イライラ、体のだるさ、などいろいろな症状があります。

体が変わっていく時期なので、原因は?というと、変化のせい、となるのですが、何がどう変わるかが大切です。 西洋医学の場合、生理が終わる頃になってくると、生理のためのホルモンが出たり出なかったり、量が減ったりして、体の働きのバランスが崩れてしまった症状と考えるので、更年期の症状の原因は「ホルモンのバランスの変化」と考えます。 更年期の症状が出たらどうしたら良いの?と聞かれたら、ホルモンのバランスが基本的な原因なので穏やかで優しい生活をしましょう、という感じになります。 そして、50歳頃は人生の節目でもあるから、環境や人間関係のストレスも大きな原因になっていると考えられています。 *参考までにいくつかサイトを載せておくので、気になる方は見てみてくださいね。  ・命の母 https://www.kobayashi.co.jp/brand/inochinohaha/hahaa/kounenki/  ・更年期ラボ https://ko-nenkilab.jp/menopause/about05.html

ただ、ここで問題なのが、目に見えないホルモンのせいだったり、環境や人間関係のストレスのせいって言われてしまうと、「それじゃあしょうがないよね…」って思ってしまうことです。 そして、穏やかで優しい生活を、って言われても、ちょっと漠然としていますよね。 僕の母がそうだったように、 「更年期だからしょうがない。」 「時間過ぎて、体が落ち着くのをじっと待つしかない。」 と思っている人がすごく多いんじゃないかと思いますが、そう思って、諦めてしまっていませんか?

では、今度は東洋医学で更年期をどう考えるか?です。

生理の時に説明したように、「天癸」が満ちることで生理が始まって、「天癸」が尽きることで生理が終わるので、「天癸」が足りなくなってきた頃から更年期が始まると考えて、「天癸」が尽きて生理が終わった状態に体が馴染むまでが更年期、と考えます。

年齢とともに元気が無くなっていきますよね? 20代、30代をピークに「気」が減っていくのですが、当然「天癸」も一緒に減っていきます。(女性の場合は35歳くらいから落ちていくと言われています。) そして、体の潤いが減って、皮膚にシワが出来てきますよね? これは年齢とともに血も減ってくるから、と考えます。 僕たちの体は、大人の体になってからは年齢とともにの両方が体から減っていって、それに合わせて体にも変化が出てきます。

更年期は、体が大きく変化する時なのである程度症状が出ることは仕方がない部分もあるのですが、体の氣と血のバランスが取れている人は楽に過ごせて、バランスが崩れている人ほど、体の変化にうまく対応することができなくて更年期障害と言われるような強い症状が出てきてしまいます。(コレは当然生理も同じです。)

更年期は、「しょうがないこと」ではないですからね。 更年期の症状は、自分の体のバランスを教えてくれている体からのサインだと思ってください。

何か更年期の症状がある場合、その体からのサインの意味を知って、バランスを調えるような生活やセルフケアをすると、自分で更年期を楽に過ごせるようになります。 そのための基本は、まず生理を調えることです。

生理が調っていれば体のバランスは取れている良い状態、ということになるので、生理が調っていれば更年期は楽に過ごせるのですが、生理にいろいろな症状があると更年期の時にも強い症状が出てくる可能性が高くなります。 なので、今の自分の生理から、自分の状態を知ることが大切なのですが、学校では教えてくれないみたいなので、簡単な見方を知っていただきたいと思います。

④生理の見方 につづく…

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