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足るを知るって言うけども…

執筆者の写真: kazenone2009kazenone2009

「足るを知る」

という言葉を見たことあるでしょうか? 老子の言葉だったり、ヨガ哲学として聞いたこと、見たことがある人も多いんじゃないかと思います。 「今持っているもので十分に足りていることを認識し、それ以上に求めないこと」 とか、 「他人と比べず、自分が今持っている物、状況、環境に満足し、感謝する。」 という意味の言葉として説明されています。

「1人1人良いもの(個性)を持って生まれているんだから、他の人に憧れて無理しないで、ちゃんと自分を知ろうね。」 という感じで僕は受け止めています。

もちろん、コレは個性だけの話ではなくて、目に見える物質的な欲求だったり、目には見えない地位や名声の欲求にも当てはまることで、欲を出し過ぎてしまうと、手に入れたとしても何か物足りなさを感じて「次、次…」とエンドレスに渇きの欲求に振り回されるようになってしまうので、ちゃんと今の自分を知ることが大切なんだと思います。 とってもいい言葉だと思います。

ただね…、とココから先は僕の東洋医学を使った屁理屈です。

「ちゃんと足りてるよ。これが普通だよ。」 と言われても、納得できない人もいるんです。

自分はなんて欲深いんだ…って落ち込む人もいるんじゃないでしょうか…

人にはいろんなタイプがあって、物事の考え方のスタート地点にも違いがあります。 自分の考え方のスタート地点を間違えると、自分を無理させることになってしまいます。 「足るを知る」の場合もスタート地点を知ることが大切です。

足りている所からスタートの「足るを知っている人」 と、 足りていない所からスタートの「足るを知らない人」 がいるんです。

足りている所からスタートの人は、そもそも足りている状態、感覚を知っている人なので、いつでも自分を安心させることが出来ます。 そして、普通が足りている状態で、安定していて、刺激が足りないというかやることがない状況なので、足りないことを知ると嬉しくなります。やることを見つけた!って嬉しくなります。 で、足りている状態を知っているので、基本的には「ココまででOK」って自分で止まることが出来ます。 もちろん、乱れていたら暴走してしまうこともあります。

足りていない所からスタートの人は、自分が足りている状態になることに強い憧れがあります。そして、常に足りていないことにちょっと不満があります。 なので、何かを達成すると「コレが足りた状態か?どうなの?」ってちょっと嬉しくなるのですが、「やっぱりまだ足りてない気がする…」って、またすぐに何かをして満たしたい気持ちになってしまいます。 このタイプが乱れたら、もちろん暴走します。焦ってもっともっとやろうとして、自分の体に無理させます。

仕事があると嬉しくなるのが「足るを知っている人」

仕事があると切なくなるのが「足るを知らない人」

仕事が無いと「やることを探す人」が「足るを知っている人」

仕事が無いと「安心する人」が「足るを知らない人」

という風に見ることも出来ます。

「足るを知る」

スタート地点が人それぞれなので、感じ方が違うんです。 「知っている人」はこの言葉は割りとスッと入ってくると思うし、焦らないと思います。 「知らない人」は「足りない感覚」が普通ですからね。無理に自分を言い聞かせたり、足りない自分に不満を持たなくて良いんです。

まずは、自分はどっちのタイプかな?って考えてみてください。すぐに分かると思います。

ちなみに僕は「知らない」タイプです。 「足りてるよ」ってなかなか思えないなので、もっともっと…って気持ちが焦ってしまうことが多々あります。 欲を出したり、暴走すると、隙間なく仕事を入れてしまったりして、あとで大変な目に会います…会ってきました… 最近は、焦っている自分に気付いたら、 「待て待て。知らないんだから慌てんじゃないよ。」 って言い聞かせているので、少しずつ、上手に生きられるようになっている気がします。

みなさんも、自分のタイプに合わせて、無理なくいきましょうね。


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