最近患者さんと話していて、意外と「酔う」と言う事を勘違いされている方が多いと言う事に気が付きました。 特に多かったのが、「酔うと頭が痛くなる」と言う方。 もちろん飲み過ぎたら痛くなることもあるのですが、これはお酒の正しい反応ではありません。 お酒は心と体を緩めてくれて、体に熱が入って暖かくなる飲み物です。
なので、リラックスしたり、楽しくなったり、ちょっと発散しちゃったり、と言うのがお酒を良い反応です。 適量であれば頭は痛くならないんです。 だけど、少量でも頭痛を感じている方が意外と沢山いて、お酒はそんなもんだと思っている方が沢山いらっしゃいます。とってももったいないって思うんです…
で、この頭痛も体からのサインです。 自分の体に合わない物が入ったよ、と言うサインです。 お酒を飲む度に頭が痛くなる人は、お酒は体に合わないと言う体からのサインです。
でも、飲んでも頭が痛くならない時もあるという方。 飲んだ物を振り返ってみてください。何を飲みましたか? もし飲む時はビールが多いという方だったら、ビールの銘柄を振り返ってみてください。その銘柄が体に合っていない可能性があります。 これは原材料の問題だと思うのですが、余計な物、体が喜ばない材料が入っている可能性が高いんです。 発泡酒や第三のビールはその可能性が高くなります。 何に反応するか?は個人差があるので、合っている、合っていないは飲んでみて、頭が痛くなるかどうかを体に聞くしかないんです。
痛くなったら、そのビールは自分には合わない。
痛くならなかったら、そのビールは自分の体には合っている。
これも体からのサインです。
頭が痛くなることが酔うことだと思い込んでいると、この体のサインに気がつかなくなります。 勘違いしたまま週に何度も晩酌をしていたら、体に負担が溜まっていきますよね? いつもより量が多かったり、機会が多かったりしたら、次の日に症状や違和感が出るのも当然です。
お酒を飲む時には、 ●美味しく感じるか
●口の中がベタつかないか ●頭が痛くならないか ●すごく眠たくならないか ●次の日の目覚めが悪くないか ●むくんでいないか などの体のサインを意識してみてください。 きっと自分に合ったお酒の銘柄や飲み方、飲む量が分かると思います。
痛みや違和感などの症状として体のサインを感じる前に、小さいサインの時に気がつくと楽だし、毎日を元気に過ごしやすくなりますからね。
ちなみに、飲んだ次の日に ●腰が痛い ●首肩が痛い、硬い ●お腹の調子が悪い って言うサインがあったら、間違いなく飲み過ぎです。
体に強い負担をかけたせいで、緊張が強くなって出ている症状です。
もちろん、何をつまみに食べたかも振り返ってくださいね。
それまでの最近の生活で体に負担がかかるような事はしていなかったか、よく振り返ってください。
そして、このサインが消えるまでは優しい生活をしてください。
優しくすることとして、まずは「お腹を暖める事」が簡単で、体も喜んでくれると思います。
今年も大通公園でビアガーデンが始まったみたいですね。 決して、全てのメーカーのビールを飲んでみて、と言っている訳ではありませんが、メーカーごとにブロック分けされているので、今日はココと決めて、飲んだ後の体の反応を見てみてください。
きっと自分の体に優しいビールが見つかると思います。